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歴史好きになった軌跡 その7 埼玉県立歴史と民俗の博物館

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  朱通さんには色々と指導をしてもらいました。その中心となるのが前回記しました岩槻城の調査です。 その調査の記録はなんと教育映画として残っています。 写真はその映画のビラです。博物館を起点としたグループ学習の記録映画です。24分ほどの映画ですが、学芸員資格取得科目を勉強した今、改めて見ても色々なことを教えてくれる素晴らしい映画に仕上がっています。 幸いにも以前、VHSビデオテープにしてもらってあったので、先日、PCのファイルに変換し、40年以上経過した今でも見ることが出来ます。 私の貴重な財産です。

歴史好きになった軌跡 その5 岩槻城調査

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 朱通さんには岩槻城址を題材として 現地調査(測量)、遺構の確認、地図への記入、古地図、絵図、資料の確認の仕方を指導して頂いたとともに合宿など貴重な経験をさせていただきました。

歴史好きになった軌跡 その4 学芸員 朱通さんに出会う

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寿能城について詳しく知りたくて 当時の埼玉県立博物館 郷土学習室へ通う。 通ううちに学芸員の朱通さんと出会ったのです。 朱通さんは当時小学生であった私に測量、写真の現像の仕方などを教えてくれました

歴史好きになった軌跡 その3 埼玉県立歴史と民俗の博物館

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  私の歴史への興味を膨らませてくれたのが、埼玉県立博物館(現在の埼玉県立歴史と民俗の博物館)です。1971年11月に開館したこの博物館、ちょうど高度成長に裏打ちされたように1960〜1970年代は県立博物館が競うように新設、拡充された時期と重なります。 埼玉県立博物館には郷土資料室なるものが出来ました。郷土学習室は、標本・模型・体験学習・映画・スライド・その他いろいろな資料が備えられており、自由で楽しい雰囲気の中で自発的に学習できるところでした。 私はその学習室に通ううちに学芸員の方と知り合いになりました。 学芸員の方と知り合いになってからのエピソードはのちほど。

歴史好きになった軌跡 その2 寿能城址

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  小学校の社会科の副読本『おおみや』(現さいたま市)という副読本で地元に寿能城というお城があったことを知って寿能城址へ。残っていたのは寿能城址の石碑と副読本に掲載されていた城主のお墓がありました。小学生の私にとってはこれだけで興味が膨らんで行きました。

歴史好きになった軌跡 その1 社会科副読本『おおみや』

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  歴史に興味をもった原点は小学校の社会科の副読本に書かれていたお城の記述です。当時、大宮市(現さいたま市)に住んでいた私は、学校から配布された『おおみや』という副読本で地元に寿能城というお城があるのを知ったのです。その後、城址へ足を運んだり、博物館へ通ううちに歴史にハマっていきました。 興味の起点となった寿能城についてはあまり調査をした記録もなく、最近では2018年に訪問した時も一面が住宅地で遺構も発見出来なかったのでそのままになっていました。 今回、思い出したように調査の続きをやってみました。 こんな時節ですから、現地を訪問するのは難しいので、昔の航空写真で痕跡を探してみることにしました。 最近では国土地理院のホームページで航空写真を手に入れることが出来るので、早速現地の航空写真の公開状況を確認したところ、1946年に米軍が撮影したものがあることがわかり、ダウンロードをして寿能城址付近を確認をしてみました。 なんと、そこに写っていたのは真っ平に整地された台地が写っていました。1946年ですから、今みたいな大規模な住宅開発はあるはずがないので、軍事施設ではないか?とあたりをつけてインターネット上を検索したところ、高射砲を据付けるために整地したことがわかりました。 結局、寿能城址は戦争中に破壊されていた、つまり私がこの城を知った時にはすで時遅しという状況だったことがわかり、半世紀ぶりに寿能城の調査終了!となりました。大いなる自己満足(笑